コロナで急増した手洗いの需要は、定着したのか?
新型コロナの感染対策として、手洗いの習慣が一気に広がりました。生産動態統計でみると、手洗い用の液体石けんの生産は2018年の6.4万トンから2020年に11.1万トンへ急増しています。
その後、感染対策が緩むなかでピークからは落ち着きましたが、2024年も8.5万トンとコロナ前の水準を上回っています。手洗いの習慣が一過性のものに終わらず、一定程度定着したことを示しています。除菌・抗菌をうたった製品や、自動で泡が出るディスペンサーなど、利便性や衛生意識に応える製品も広がりました。
ただし、生産量はピークの2020年を超えてはおらず、感染対策の特需が一巡したあとの「定着した水準」で推移しています。今後は、衛生意識の維持と、香りや保湿などの付加価値が需要を支える見通しです。