なぜ婚姻件数は減り続けているのか?
婚姻件数の減少には、いくつかの構造的な要因が重なっています。第1に結婚適齢期にあたる人口そのものの減少です。少子化が進んだ世代が結婚期を迎えるため、結婚する母集団が縮小しています。第2に未婚化と晩婚化で、生涯を通じて結婚しない人の割合が高まり、初婚の年齢も上昇してきました。
国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査などでは、こうした未婚化・晩婚化の傾向が継続して示されています。価値観の多様化や経済的な事情、出会いの機会の変化などが背景として指摘されており、結婚を取り巻く環境が長期的に変化しています。
加えて、新型コロナの2020-2021年には、外出や対面の機会が制限されたことで婚姻が一段と落ち込みました。2024年はわずかに持ち直したものの、コロナ前の水準には戻っておらず、長期の減少基調そのものが反転する兆しは見えていません。