国内旅行の回復は、数量と単価のどちらが牽引したのか?
国内旅行消費額は2025年に26兆7,845億円と過去最高を更新しましたが、延べ旅行者数は55,313万人とコロナ前の58,710万人を下回っています。回復を牽引したのは旅行者数の増加ではなく、1人1回あたり単価の上昇です。
宿泊旅行の単価は2019年の55,054円から2025年に72,412円へ上昇しました。宿泊料金の上昇、滞在の高付加価値化、消費者の「量より質」志向が背景にあります。
旅行者数が伸び悩むなかで消費額が過去最高に達したことは、国内旅行市場が「数を増やす」段階から「単価を高める」段階へと移りつつあることを示しています。