なぜOTAの市場は実態がつかみにくいのか?
OTAは宿泊集客の中核(矢野経済研究所によると約44.9%がOTA経由)でありながら、市場の実態は公的統計でとらえにくい領域です。理由は、OTA各社が販売額(流通総額)を個別に開示せず、公的な統計も整備されていないためです。
そのため、市場規模やシェアの把握は、矢野経済研究所などの民間調査や業界紙の公表値に頼ることになります。本ページで用いる「2大OTA販売額3,644億円」「OTA経由約44.9%」も、矢野経済研究所による推計・調査値です。
この「データの乏しさ」自体が、OTA市場の特徴です。旅行会社の取扱額(観光庁が集計)や宿泊の延べ宿泊者数(宿泊旅行統計調査)のような公的統計がない領域であることを踏まえ、数字は出所と性格を確認して読むことが重要です。