オーバーツーリズムはなぜ問題なのか?
オーバーツーリズムは、観光客が特定の場所・時期に集中することで、住民の生活環境と旅行体験の質の両方を損なう点が問題です。交通機関や観光地の混雑、ごみ・騒音などのマナーの問題、宿泊価格の高騰が、地域の暮らしと観光の魅力を同時に脅かします。
背景にあるのは需要の偏りです。訪日客は東京・大阪・京都などの都市に集中し、客室稼働率も大阪府(78.8%)と長野県(39.9%)で大きな差があります(宿泊旅行統計調査、2025年)。人気の場所に需要が偏るほど、混雑と地域への負荷が高まります。
インバウンドは地域経済に大きな恩恵をもたらすため、観光を止めるのではなく、混雑を分散させ、需要を全国へ広げながら、生活環境と両立させることが求められています。