資産運用業協会の発足 — 業界団体の統合は何を変えるか?
2026年4月、投資信託を扱う投資信託協会と、投資一任・投資助言を扱う投資顧問業協会が統合し、資産運用業協会が発足しました。これまで投資信託と投資一任で別々だった業界団体が一本化され、両者にまたがるルール整備や情報発信を一体で進める基盤が整いました。
背景には、資産運用立国の政策があります。投資信託(個人向けが中心)と投資一任(年金・機関投資家向けが中心)は、運用の器こそ違うものの、同じ運用会社が双方を手がけることが多く、業界団体が分かれていることの非効率が指摘されてきました。統合により、運用業全体を見渡したルール作りや、対外的な発信を一つの団体で担えるようになります。
業界戦略への示唆: 業界団体の統合は、資産運用立国を進める制度・基盤整備の一環です。投資信託と投資一任を横断する運用業の高度化や、新興運用業者の参入支援などを、業界として一体で進めやすくなります。運用会社にとっては、業界共通のルールや基準が整理され、対応の窓口が一本化される変化です。