中期的にどこが一番稼ぐようになるか?
FY2024時点でメガバンク3グループの親会社株主帰属純利益順位はMUFG 1.9兆 > SMFG 1.2兆 > みずほFG 0.9兆です。この順位は預金・貸出の規模、海外展開、経費効率の3軸の重み付けで決まり、中期論点は「現順位が継続するか、SMFGが経費効率を武器に肉薄するか」となります。
各社の優位性源泉は3つあります。①MUFGは海外シェアトップで、Morgan Stanleyとの戦略提携によりM&Aアドバイザリー・引受の投資銀行業務でも収益が大きい構造。②SMFGはOHR 58.2%で業界最低水準、リテール1億口座の規模感が強み。③みずほFGは国内法人取引のシェアと、銀証信一体運営での個人運用ビジネス強化が軸です。
業界戦略への示唆: 中期2027-2030年の利益順位は3要因で決まります。①米国FFレートの動向でMUFG海外貸出収益が大きく振れる海外金利環境、②政策金利0.5%でSMFGリテールが恩恵を受ける国内利ざやの維持、③新NISA関連で3社拮抗する役務収益、の3点です。MUFGが首位を維持する蓋然性は高いものの、SMFGが経費効率と海外アジア成長で1.4-1.5兆円水準に肉薄する可能性は十分にあります。