クレジットカードの普及はどこまで進んだのか?
クレジットカードの発行枚数は、2025年3月末で32,057万枚(約3.2億枚)に達しています。法人カードを除く個人向け(本人会員+家族カード、約3.1億枚)を成人人口(約1.04億人、総務省人口推計)で割ると、成人1人あたり約3枚の計算になります。多くの人が複数枚を保有しており、保有という面での普及はほぼ行き渡っています。
このことは、発行枚数の伸びにも表れています。2004年から2025年で約1.42倍に増えたものの、近年の前年比は+2.2%程度にとどまり、発行枚数の増加は緩やかになっています。新たに保有を始める人の余地が小さくなっているためです。
保有が行き渡った現在、業界の成長を牽引しているのは新規の発行枚数ではなく、すでに保有しているカードがどれだけ使われるか、つまりカード1枚あたりの利用額の増加です。発行枚数(普及の指標)と取扱高(利用金額の指標)は別物として、それぞれの推移を分けて読むことが重要です。