なぜネット系カードは急速に伸びたのか?
楽天カードやPayPayカードなどのネット系カードが急伸したのは、インターネットやスマートフォンの経済圏を起点に、買い物・決済・ポイントを循環させる仕組みを築いたためです。楽天カードの自社発行のカードショッピング取扱高は2024年で24.0兆円規模に達しています。
背景には、利用者の行動の変化があります。オンラインショッピングやスマートフォン決済が日常になるなかで、自社のサービスでカードを使うとポイントが貯まり、それをまた買い物に使えるという経済圏は、利用者を引きつけやすい仕組みです。申し込みから利用、ポイント管理までをアプリで完結できる手軽さも、対面の窓口を持たないネット系の強みになっています。
また、ナンバーレスカードやデジタル発行といったデジタル化が、ネット系の成長を後押ししました。物理カードが届く前から使える即時性や、スマートフォンで完結する利便性が、新しい利用者の獲得につながっています。既存の銀行系・流通系も、こうしたデジタル対応を進めて対抗しており、競争が活発になっています。