加盟店手数料 — 最大の収益源
加盟店手数料は、加盟店がカードでの売上の一定率をカード会社に支払うもので、クレジットカード会社にとって最大の収益の柱です。会員がカードを使うと、カード会社(アクワイアラ)は売上をいったん加盟店に立替払いし、そこから手数料を差し引きます。一括払いでも分割払いでも発生するため、ショッピング取扱高の大部分を占める一括払い(94.5%)からも収益が生まれます。
料率の水準について、公正取引委員会が2022年に公表した調査では、全体の単純平均が2.70%、決済額で重みづけした加重平均が1.66%でした。両者に差があるのは、料率の高い小規模な加盟店が数のうえでは多い一方、決済額のシェアは大きくないためです。料率は加盟店の規模で大きく異なり、年間売上高の小さい加盟店ほど高い傾向があります(売上規模別の詳細は後述)。
ただし、加盟店手数料の全額がカード会社の利益になるわけではありません。約7割は、カードを発行した会社(イシュア)の取り分になるとされ、これをインターチェンジフィーと呼びます。加盟店と契約した会社(アクワイアラ)が、カードを発行した会社に対して、国際ブランドのネットワークを通じて支払う手数料で、加盟店手数料の原価にあたる部分です。残りの差額が、加盟店と契約した会社の取り分になります。