なぜ番号盗用が不正利用被害の9割を占めるのか?
不正利用被害の93.1%を番号盗用が占めるのは、決済の中心がインターネット上の非対面取引へと移ったためです。番号盗用は、カードの現物がなくても、カード番号・有効期限・セキュリティコードといった情報さえあれば決済できてしまう手口です。
番号情報は、本物そっくりの偽サイトに入力させて盗み取るフィッシング詐欺や、企業からの情報流出、不正なプログラムなどによって盗まれます。盗まれた番号は、本人になりすましてオンラインショッピングなどに使われます。対面の決済ではカードのICチップや本人確認が働きますが、非対面では番号情報だけで決済が成立しやすいことが、被害が集中する背景です。
このため、対策の焦点も非対面取引での本人確認に移っています。後述する本人認証の仕組みや、不正をリアルタイムで検知する仕組みの高度化が、番号盗用への対抗策の中心になっています。