なぜクレジットカードは割賦販売法で規制されるのか?
クレジットカードの中心的な法律が割賦販売法であるのは、クレジットカードが「後払い(信用の供与)」という機能を持つためです。利用者は、その場で代金を払わずに商品を受け取り、後でカード会社にまとめて支払います。この後払いの仕組みには、利用者が支払える以上に使ってしまうリスクや、カード情報が悪用されるリスクがともないます。
割賦販売法は、こうしたリスクから利用者を守り、取引の健全さを保つために、過剰与信の防止、カード番号のセキュリティ対策、加盟店の管理といった規律を定めています。クレジットカードのうち、リボ払いや分割払いなど2か月を超える後払いが「包括信用購入あっせん」として、この法律の対象です。
なお、キャッシング(現金の借り入れ)の金利の上限などは、利息制限法といった別の法律で定められており、割賦販売法とは規律する範囲が異なります。クレジットカードは、複数の法律が役割を分担して規律しているといえます。