なぜ営業職員チャネルは今も最大なのに、その比率は下がってきたのか?
直近に加入した民間生命保険の加入チャネルでは、生命保険会社の営業職員が56.7%で依然として最大です。家庭や職場を訪問し、保障の設計から契約後のフォローまで対面で行う営業職員は、伝統的大手の基盤であり続けています。
一方で、その比率は過半数をやや上回る水準にとどまり、かつてのような圧倒的な地位ではなくなっています。背景にあるのが、来店型の保険ショップ(保険代理店15.7%)やインターネット(通信販売7.8%)の広がりです。複数社の商品を比較したい、自分のペースで選びたい、対面を介さず割安に加入したい、といったニーズに、営業職員以外のチャネルが応えています。
チャネルの多様化は、商品や価格の比較を促し、消費者の選択肢を広げています。生保各社にとっては、営業職員チャネルの強みを保ちつつ、代理店やデジタルのチャネルをどう組み合わせるかが、競争上の課題となっています。