なぜ件数では医療保険、金額では定期保険が中心になるのか?
生命保険の商品は、保障の仕組みによって1件あたりの保障金額が大きく異なります。医療保険やガン保険は、入院日額や手術給付金、診断給付金など、入院・手術・診断といった出来事に応じて給付する設計です。1件あたりの保険料・保障額が比較的小さく、多くの人が手軽に加入できるため、新契約件数では医療保険が296万件(23.8%)と最多になります。
一方、定期保険や終身保険などの死亡保険は、万一のときにまとまった保険金(数百万〜数千万円規模)を支払う設計です。1件あたりの保障金額が大きいため、新契約高(保障金額)では定期保険が24兆6,666億円(43.2%)と最多になります。
このため、件数で中心となる商品(医療・がん)と、金額で中心となる商品(定期・終身)が逆になります。商品構造を見るときは、件数(どれだけの人が加入したか)と金額(どれだけの保障額か)を分けて捉える必要があります。同じ「生命保険」でも、加入のされ方は商品によって大きく異なるのです。