元受損害保険会社 — 金融庁免許の中心
損害保険の中心は、金融庁の免許を受けた元受損害保険会社です。損保協会会員ベースの正味収入保険料は9兆5,782億円で、保険業法に基づく免許制のもと、参入や商品、財務の健全性が厳格に規制されています。東京海上HD・MS&AD・SOMPOの3メガ損保グループで国内収入保険料の約9割を占めるとされます(業界通説)。
会社数の見方には注意が必要です。金融庁の損害保険業免許を受けた会社は計57社(国内35・外国等21・免許特定法人1〔ロイズ〕、令和8年4月1日)ですが、国内35社にはトーア再保険・日本地震再保険といった再保険専門の2社が含まれ、元受の国内損保は33社です。一方、市場規模を示す正味収入保険料9兆5,782億円は損保協会会員(約30社、元受中心)ベースで、免許総数57社とは数えている対象が異なります。
元受損保は、契約者から直接リスクを引き受け、再保険でリスクを調整しながら保険金支払いに備えます。免許制ゆえに新規参入は限られ、規模の経済が働きやすいことが、3メガへの集中につながっています。