東京海上ホールディングス — 連結純利益で最大
東京海上HDは、3メガ損保グループのなかで連結規模が最も大きいグループです。FY2024の連結経常収益は8兆4,401億円、連結当期純利益は1兆553億円で、経常利益も1兆4,600億円と、いずれの指標でも首位です。中核は国内損保の東京海上日動火災保険で、連結にはこれに加えて海外損保や国内生保などが含まれます。
海外事業は、米国のPhiladelphia・HCC・Pure・Delphiを中心とした買収で築いてきました。海外保険事業の比重が3グループのなかで高く、地域や事業の分散が収益の安定につながっています。為替や海外金利の影響を受ける一方、国内市場の成熟を海外の成長で補う構造です。
FY2024に連結当期純利益が前年(6,958億円)から+51.7%と大きく伸びたのは、政策保有株式の売却益が中心です。グローバルな事業分散と資本効率の改善を戦略の柱とし、政策保有株式の売却で得た資金を成長投資や株主還元に回す方針を示しています。