日本株の保有構造は、なぜ外国人中心になったのか?
かつて日本株は、個人と、企業・銀行の持ち合いが支えていました。1970年度には個人・その他が37.7%、事業法人等が23.9%を保有し、外国法人等は4.9%にすぎませんでした。それが2024年度には、外国法人等が32.4%で最大の保有主体となっています。
背景には2つの流れがあります。1つは、1990年代以降の政策保有(持ち合い)の解消です。銀行や事業法人が、資本効率や会計上の理由から持ち合い株を売却し、その受け皿として海外の機関投資家が買い増しました。もう1つは、日本市場の国際化です。海外の年金・運用会社が、世界の株式に分散投資するなかで日本株を組み入れ、外国人の保有比率が高まりました。コーポレートガバナンス改革も、海外投資家にとっての日本株の魅力を高めています。