ストック型ビジネスとは何か、なぜ移行するのか?
ストック型ビジネスとは、預り資産の残高に応じて継続的に収益を得る形です。投資信託の信託報酬やファンドラップの運用報酬が代表で、売買のたびに稼ぐフロー型(委託手数料など)と対になります。
移行の背景には、委託手数料の無料化があります。ネット証券を中心に国内株式の売買手数料が無料化され、フロー型の収益が細りました。そこで各社は、投資信託の販売やファンドラップで預り資産を積み上げ、その残高に応じた安定収益を確保する方向に動いています。証券会社が販売・保有する公募投信は297.4兆円と過去最高(投資信託協会)、ファンドラップは22.3兆円に達し、ストック型の土台が広がってきました。これらは証券会社が顧客から預かる資産(預り資産)であり、運用会社が得る運用収益とは区別されます。