トラクタ — 出荷額の約半分(2025年2,156億円・46.1%)
トラクタは農業機械の主軸機種で、土壌の耕うん・整地・牽引・各種作業機の動力源など、農作業全般のプラットフォームです。日本では装輪式(タイヤ駆動)が主流で、HP(馬力)別に20PS未満/20-30PS/30-50PS/50PS超に細分化されます。日本市場は中小型機(30-50PS)が中核で、北米では大規模農場向けに50PS超の中型機需要も大きい構造です。
2021年2,893億円から2024年2,046億円まで縮小(-29%)、2025年に2,156億円(前年比 +5.4%)へ反転しました。長期では稲作面積の縮小と買い替えサイクル長期化(実稼働15-20年)で構造的に縮小傾向ですが、年次で大きく変動するのは輸出向けの影響が大きいためです。
2022-2024年の調整は、(1)円安局面で前倒し購入が進んだ反動、(2)北米中小型トラクター市場の在庫調整、(3)国内の高齢農家の引退による中型機需要減、の3点が並列。2025年の反転は北米市場の在庫一巡 + スマート農業対応機(自動運転Lv2)の市販化加速が背景です。