なぜ油圧ショベルが機種の中核なのか?
2025年の油圧ショベルの出荷は1兆1,497億円で、本体の約39%を占める最大の機種です。ミニショベルと合わせたショベル系では本体の過半(53.5%)に達します。油圧ショベルが中核となる理由は、用途の広さにあります。掘削・整地・解体・積込みなど作業の汎用性が高く、アタッチメントの交換で多様な現場に対応できます。
もう一つの理由は輸出の主力であることです。油圧ショベルの輸出比率は約78%で、新興国のインフラ建設、先進国の都市再開発、資源国の鉱山開発まで世界中に需要があります。2025年は輸出が+10.1%と伸び、油圧ショベルの小計は+4.7%とプラスになりました。
ショベル系への集中は、市場規模の変動が主力機種の海外需要に左右されることを意味します。日本のメーカーが油圧ショベルと鉱山機械で世界的な地位を築いていることも、この機種構成を支えています。