輸出が大きな割合を占める市場で、内需と外需はどう違う動きをするのか?
建設機械は輸出の割合が大きいため、市場全体の規模の振れは外需(輸出)が主導します。外需は、海外の景気循環、資源価格、現地のインフラ・建設投資、為替といった変動の大きい要因に左右され、年ごとの増減が大きくなりがちです。近年の市場の拡大も調整も、その主因は外需の動きにありました。
一方、内需(国内向け)は相対的に安定しています。インフラの維持更新や防災といった景気に左右されにくい工事が土台にあり、人手不足を背景とした省人化への投資も需要を下支えします。レンタル会社の保有・更新の需要も、内需の安定に寄与しています。
このため、市場全体の規模を読むときは外需(海外要因)を、国内の事業環境を読むときは内需(国内の建設活動・構造要因)を見る、という使い分けが重要です。両者は動かす要因が異なるため、一括りにせず分けて捉えることが、需要を正しく理解する出発点になります。