業務用エアコンにはどんな種類があり、何が需要先か?
業務用エアコンは、店舗用・ビル用マルチ・設備用の3区分に分かれます。店舗用は事務所や店舗向けのパッケージエアコンで、業務用エアコンの中で最も多く、2024年度は約64万台でした。ビル用マルチは1台の室外機に複数の室内機をつなぐ方式でオフィスビルなどに使われ約16万台、設備用は工場・倉庫などの大空間向けの大型機で約5万台です。
これらの需要先は、事務所・店舗・工場・倉庫・学校・病院などの非住宅建築物です。建物の新築や改修、既存機器の更新に伴って空調が導入されるため、家庭用エアコンとは異なり、建設需要や企業・施設の設備投資の動向に需要が左右されます。
合計の台数は、コロナ前の2019年度に約95万台まで伸びた後、80万台台で推移し、2024年度は約85万台へ回復しました。3区分それぞれが異なる建物用途に対応しており、区分ごとの動きを見ることで、どの用途の需要が強いのかを捉えられます。