空調市場の規模を「台数」で見るのは、どのような意味を持つか?
空調市場の規模は、まず国内出荷台数で捉えます。これは、業界団体の統計が台数ベースで整備されているためです。家庭用エアコンは約941万台、業務用エアコンは約85万台、エコキュートは約66万台(いずれも2024年度)というように、品目ごとに台数で見ます。
台数で見ることには、機種ごとの需要動向を捉えやすいという利点があります。一方で、家庭用・業務用・給湯は用途も単価も異なる別の品目であり、台数を単純に足し合わせて「空調市場全体で何台」とすることには意味が乏しくなります。それぞれの台数を分けて見ることが、市場の実態を正しく捉えることにつながります。
金額でみた市場規模の推計もありますが、これは業務用空調設備など特定の範囲に限られ、台数とは別の指標です。台数と金額のどちらを見ているのかを意識することが、空調市場を理解する出発点となります。