日本企業が前工程装置で優位を保持する領域はどこか?
日本企業の前工程装置優位領域は洗浄装置 (SCREEN) ・熱処理 (KOKUSAI ELECTRIC) ・コータ/デベロッパ (TEL) ・CMP装置 (荏原) の4領域です。洗浄装置はSCREENが枚葉式で世界トップシェア (各社IR開示) で、複数のIR開示で世界トップ言及あり、半導体先端ノード量産での歩留まり改善ニーズの拡大で需要構造拡大が継続します。
熱処理 (拡散・酸化) はKOKUSAI ELECTRICが世界トップシェアで、特にバッチALDはHBM (High Bandwidth Memory) ・3D NANDの積層プロセスで需要拡大しています。コータ・デベロッパ (リソグラフィ周辺装置) はTELが世界トップシェア、EUV対応含む先端ノードのコータ・デベロッパは日本企業優位領域として継続しています。
CMP装置は荏原製作所が米Applied Materialsとの世界2強構造で、ドライ真空ポンプも世界2強。荏原の連結売上は多角化 (ポンプ・タービン・送風機・水処理等) で、半導体製造装置は精密・電子事業セグメントの一部です。これら4領域は経済産業省 令和7年12月版で「日本のシェアが高い領域」と整理され、市場規模は相対的に小さいが日本企業の競争優位の源泉として継続的に位置付けられています。