2025年の+15%回復はAI投資単独の効果か、シリコンサイクル底打ちと重なった現象か?
2025年の世界半導体製造装置販売額135.1十億ドル (+15%回復) は、AI需要と設備投資サイクル底打ちの2つの要因が同時に重なった結果と整理できます。SEMIプレスは「AI Demand, Advanced Logic and Memory Drive Record」と明示しており、AIが主要driverであることは出典に基づき確認できます。一方で2024年117.1十億ドルからの大幅回復は、それ以前の調整局面からの底打ちが背景にあり、AI単独の効果ではなくサイクル要因も含めて評価する必要があります。
装置種別の伸び率がこの構図を示しています。前工程ウエハ加工装置は+12%と全体平均より緩やか、後工程テスタは+55%と急増、後工程組立装置は別水準と、装置種別で需要パターンが分かれています。テスタの+55%は生成AI向けSoCとHBMの試験需要の急増、ウエハ加工装置の+12%は先端ロジックとメモリの稼働率回復が背景です。AIに直接結びつく装置種別 (テスタ・先端リソグラフィ等) で伸びが大きく、汎用装置種別では緩やかというパターンです。
事業の論点としては、AI需要の持続度合いとサイクル要因の組合せで需給予測の上下振れ幅を読む必要があります。詳細は需要予測サイクル (forecast-cycle) でSEAJのBBレシオと時系列推移を、AI driverの中身はAI/HBM需要ドライバー (ai-hbm-demand-driver) で個別driverの厚みを整理しています。