経済安保で半導体製造装置・材料はどう位置付けられているのか?
半導体製造装置は経済安全保障推進法で独立物資としては未指定で、半導体物資の取組類型に「半導体製造装置等・半導体部素材等・半導体原料」が包含される構造です。経済安保 (内閣府所管) では令和4年12月に半導体を含む11物資、令和6年2月に先端電子部品、令和7年12月に人工呼吸器・無人航空機・人工衛星・ロケットの部品が段階的に特定重要物資として指定されました。半導体は令和4年12月指定の11物資の一つで、半導体物資の供給確保計画 (施行令第1条) の取組類型に装置・部素材・原料が包含される設計です。
経済安保の予算 (全分野) は令和8年5月19日時点で合計約2.56兆円・149件認定・最大助成額1.5兆円です。これは半導体物資 + デバイス含む全分野の合計値で、装置・材料の専用予算ではありません。半導体製造装置の独立物資指定ではなく、半導体物資の枠内で支援を受ける構造である点に留意が必要です。具体的な認定計画 (どの企業のどの装置・材料案件が認定されたか) は内閣府の公表資料に依存し、本ページの整理は政策枠組みの俯瞰に集中しています。
包含構造の意味は、半導体産業全体 (デバイス + 装置 + 材料 + 原料) を一つのサプライチェーンとして強靱化する設計で、装置・材料は半導体物資のサプライチェーンの一部として政策対象になることです。装置・材料単独の政策枠組みではなく、半導体物資全体のサプライチェーン強靱化の中での位置付けとして整理されます。