製造は中国勢が握る — なぜ日本勢は撤退したのか
太陽電池のセル・モジュール製造は、シリコンからモジュールまでを大規模に垂直統合し、量産効果でコストを下げる装置産業へと変化しました。中国勢は政府支援と巨大な国内市場を背景に生産能力を拡大し、世界出荷の上位を占めるに至っています。この価格競争のなかで、三菱電機(2020年)、パナソニック(2021年)、ソーラーフロンティア(2021年)など日本メーカーの多くが国内生産から撤退しました。現在、住宅用にシャープ・京セラ・長州産業などが残りますが、国内に出荷されるモジュールの約95%は海外生産です。製造の付加価値が中国に集中する構造の中で、価格で正面から競うのは難しくなっています。