発電事業(IPP)— 発電所を保有・運営して売電する
発電事業は、太陽光発電所を保有・運営し、発電した電力を電力会社や需要家に売る役割です。代表格が再生可能エネルギー専業のレノバで、太陽光を中心にバイオマスや風力なども手がけ、中期経営計画(2030)では運転中・建設中の発電容量を、発電所全体の規模(グロス)で5.0GW、実際に売電できる持分(ネット)で3.5GWへ引き上げる方針を掲げています。このほか、Looopや自然電力などの独立系事業者、ウエストホールディングスなども発電事業を担います。
発電事業のポイントは、発電した電力を「どう売るか」に事業モデルの軸が移りつつあることです。固定価格で買い取るFIT(固定価格買取制度)から、市場価格に連動するFIPへの移行や、企業と長期契約で電力を直接売買するコーポレートPPAの広がりを受け、発電した電力を高く売る工夫や、蓄電池と組み合わせて需給に応じて売る取り組みが競争力を左右します。適地の減少を背景に、大規模な地上設置から屋根置き・自家消費型へと軸足が移りつつあるのも共通の傾向です。