バイオガス発電 — 汚泥からエネルギーをつくる
バイオガス発電は、下水汚泥の資源利用で近年広がっている代表的な方法です。下水汚泥を、酸素のない状態で微生物に分解させる (発酵・消化させる。この分解を嫌気性消化といいます) と、燃料になるメタンを多く含むガス (消化ガス) が発生します。このガスを燃やして発電機を回し、電気をつくります。
国土交通省によると、こうしたバイオガス発電を行う下水処理場は、全国に146か所あります (令和6年度末)。発電した電力は、下水処理場で使う電力をまかなったり、固定価格買取制度 (FIT) で電力会社に売ったりします。下水処理は電力を多く使う施設のため、汚泥からエネルギーを取り出せれば、施設全体の脱炭素と、電気代の節約の両方につながります。運営権を民間に委ねる官民連携 (PPP/PFI) で発電施設を整備する例も増えています。