上下水道の需要は、新設から更新へ移ったのか?
国内の上下水道は、普及がほぼ行き渡り、需要の中心が新設から更新へ移っています。水道普及率は98.3%、下水道処理人口普及率は81.8%で、上水道は全国にほぼ行き渡りました。
今後の課題は、高度成長期に一斉に整備した施設の老朽化です。浄水場や下水処理場の設備、地中に張りめぐらせた水道管や下水管は、耐用年数を迎えるものが増えていきます。これらを計画的に更新していく需要が、これからの水処理業界を支えます。管路 (水を送る配水網) の更新は、掘り返す工事を伴うため費用がかさみ、更新のペースをどう上げるかが課題です。
ただし、下水道は都道府県差が大きく、地方では整備がなお途上の地域もあります。全体としては更新が中心ですが、地域によっては新設・整備の需要も残っており、更新と整備の両方が並行して進みます。