基礎工事・据付を担うゼネコン
洋上風力の建設は、海底の地盤に基礎を築き、その上に大型の風車を据え付ける大規模な土木・据付工事です。この分野は、鹿島・大林組・清水建設・大成建設・戸田建設・五洋建設などの大手ゼネコンが担います。いずれも陸上の大型土木・建築で培った技術を、洋上風力の建設に展開しています。
なかでも五洋建設は、港湾や海洋の土木工事(マリンコンストラクション)を主力とし、洋上風力の基礎・据付を担う中心的な存在です。専用作業船の保有でも先行しており、洋上風力を成長領域と位置づけています。戸田建設は、長崎県五島市沖で日本初の商用の浮体式洋上風力に関わるなど、浮体式でも実績を持ちます。
これまでの風力発電の多くは陸上で、道路や基礎の造成が中心でした。洋上風力が本格化すると、海底の基礎工事や海上での据付という、より大規模で専門性の高い建設需要が生まれます。ゼネコン各社にとって、洋上風力は長期にわたる新たな建設市場であり、技術と設備への投資を進めています。