法人向けの固定通信は家庭向けと何が違うのか?
法人向けの固定通信は、家庭向けのインターネットとは大きく異なります。家庭向けが、決まったプランを多くの利用者に量販するのに対し、法人向けは企業ごとの要件に応じた個別のサービスが中心です。重視されるのは、通信の品質・安全性・可用性で、業務が止まらないことが何より求められます。
サービスの中身も異なります。家庭向けが1本のインターネット回線であるのに対し、法人向けは、複数の拠点を結ぶIP-VPNや専用線、データセンターやクラウドへの接続など、企業のネットワーク全体を設計するものです。閉域網を使って外部から隔離したり、回線を二重化して障害に備えたりと、企業の事業を支える作りになっています。
このため、法人向け固定通信は、回線を売るだけでなく、企業のネットワークをどう設計し運用するかという提案力が問われます。IIJやNTTコミュニケーションズなどが、企業の用途に応じたネットワークを支えているのは、こうした個別対応が必要だからです。