なぜ固定電話の契約数は減り続けているのか?
固定電話の契約数は、2021年3月末の5,284万件から2025年9月末の4,771万件へと、4年半で約513万件減りました。最大の要因は、携帯電話やスマートフォンによる通話の代替です。個人の連絡手段が携帯に移り、固定電話を引かない世帯が増えています。
もう一つの要因は、固定回線そのものの見直しです。インターネットを無線や携帯回線で済ませる世帯では、固定電話を含む固定回線の契約自体が減ります。固定電話は、かつては各世帯に行き渡る基本的なインフラでしたが、通信手段の多様化のなかで役割が変わってきました。
もっとも、固定電話には、停電時にも使える方式があることや、企業の代表番号・緊急通報など、携帯では置き換えにくい用途も残ります。契約数は減少を続ける一方で、社会的に必要な機能をどう維持するかが課題となっています。