光コラボはNTT東西の卸の構造をどう変えたのか?
光コラボレーション制度は、2015年にNTT東西の光回線を他の事業者が借りられるようにした仕組みです。これにより、自前で回線を敷かない事業者でも、NTT東西から回線を借りて自社ブランドで光回線サービスを提供できるようになりました。ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりなどが、その代表例です。
結果として、NTTの光回線の多くが光コラボ経由で提供されるようになりました。コラボ光は2025年9月末で1,771万契約で、FTTH全体の42.9%、NTTの光回線の74.1%を占めます。NTT東西は回線を卸す立場として全体を支え、利用者との接点は光コラボの各事業者が担うという役割分担が定着しました。
設備はNTT東西が持ち、小売では複数の事業者が競うという形は、利用者の選択肢を広げました。一方で、回線設備そのものはNTT東西に集中しており、卸料金の水準やNTT法の在り方が引き続き論点となっています。