ガチャ規制 (2012コンプガチャ+2024改正景表法) はモバイルゲーム収益にどう影響していますか
景品表示法ではコンプガチャ (特定アイテムをコンプリートして別アイテムを入手する仕組み) のみが2012年7月にカード合わせ告示として禁止された一方で、通常のランダム型ガチャは取引そのものの経済利益として景品類非該当の状態が続いています。この線引きによりモバイルゲームの主要収益源であるガチャ課金は継続可能となり、上場モバイル特化4社の収益構造の中核として機能してきました。
2024年10月1日に施行された改正景品表示法では取り締まりが強化され、確約手続き等の新制度が導入されました。これは違法な表示や課金構造への行政指導が迅速化された制度変更で、ガチャ排出率の表示やキャンペーン告知の正確性に対する各社の運用見直しが求められています。違反時の制裁が強化された一方で、通常ランダム型ガチャの適法性自体は維持されており、ガチャ依存からサブスクリプションへのモデル転換は規制ではなく市場動向 (Microsoft Game Pass+PlayStation Plus+NVIDIA GeForce NOW) に駆動されています。
モバイル特化4社の業績減速はガチャ規制ではなく既存タイトル成熟+ユーザー可処分時間シフト+広告費拡大による収益性圧迫が主要因です。ガンホーの2025/12期営業利益-71.1%減+DeNAの2026/3期純利益-21.3%減+MIXIのモンストMAU減少+グリーHDの2026/6期Q2営業利益-30.6%減はいずれもタイトルライフサイクルとマーケティング効率の課題が背景にあります。