26GHz帯の5G価額競争(令和7年度内)はミリ波普及加速になるか?
26GHz帯(ミリ波)の5G割当は、令和7年度内を目途に技術基準と価額競争指針が整備される計画で、これは日本の周波数政策における新方式の試みです。価額競争方式は、複数事業者が金額を競う形で周波数を割り当てる仕組みで、4.9GHz帯(令和6年12月13日、ソフトバンクが48億円/年の特定基地局開設料を納付)でも適用された制度です。26GHz帯は既に4社(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイル)に400MHz幅ずつが2019年4月に5G開設計画認定で割当済みで、令和7年度内の新方式割当は既存4社の追加帯域確保と新規参入の両軸が論点です。
論点の対立軸として、(1) 政策方針: 価額競争による5G割当加速 + 既存無線システム5年以内移行で帯域効率化、(2) 業界実態: 5Gミリ波のCapex投資効率(基地局密度の高さ+カバレッジ範囲の狭さ)がミリ波普及の経済性を制約、(3) 既存無線システム移行コスト: 終了促進措置による負担可能額の設定と既存事業者との合意形成、(4) 国際比較: 米国・欧州・韓国のミリ波5G展開実績との比較で日本の制度設計が妥当か。総務省が令和7年5月に実施した利用意向調査の結果を踏まえた指針整備が進行中で、実際の事業者反応は指針公表後の入札動向で確認可能になります。