3大キャリア — 総合通信事業としてMNOを展開
NTTドコモ(NTT 9432)・KDDI au(9433)・ソフトバンク(9434)は、いずれも上場企業として総合通信事業を展開し、MNOサービスを中核に据えています。NTTは持株会社で、ドコモセグメント営業収益は64,581億円(FY2025通期)、連結営業収益は約13.7兆円です。KDDIは連結営業収益58,355億円・営業利益10,875億円(営業利益率18.6%)(FY2026.3通期)と、通信業界では高水準の営業利益率を維持しています。ソフトバンクは連結営業収益35,067億円(FY2024通期確定、FY2025は短信参照)で、コンシューマ事業(モバイル)とエンタープライズ・AI計算基盤を並行して展開しています。
各社の中期戦略は方向性が異なります。NTTは光通信ベースのIOWN(Innovative Optical and Wireless Network、無線次世代の6Gとは別パラダイムのネットワーク基盤刷新構想)ロードマップを推進、KDDIは5G Sub6帯基地局数で国内No.1を主張しつつStarlinkとの衛星通信連携を進めています。ソフトバンクはActivate AI for Society戦略でAI計算基盤・AIデータセンターに成長投資を配分、加えて2024年12月に業界初の4.9GHz帯5G開設計画認定(100MHz幅、認定期間16年)を取得しました。3大キャリアはMNOシェアの中核を占める一方、セグメント戦略はIOWN・5G・AIと社別に差別化が進んでいます。