コムシスHD — NTTグループ向け設備工事の最大手級
コムシスHD(コムシスホールディングス)は、通信建設で国内最大手級の企業です。連結売上は6,307億円、受注高は6,856億円、営業利益は509億円(いずれもFY2025)です。九州地盤の通信工事会社SYSKENを子会社に持つなど、グループで全国をカバーしています。
事業は通信キャリア・ITソリューション・社会システムの3つで構成されますが、セグメント別の売上は開示していません。中心はNTTの設備事業で、モバイル通信の品質改善工事や、家庭向けの10ギガビット級の光回線の開通工事などを担っています。NTT以外の競争事業者向けの設備工事も手がけますが、こちらは設備投資の減少の影響を受けやすい面があります。
近年は、通信工事以外の領域も伸ばしています。社会システムの事業では、データセンター案件や再生可能エネルギー案件、空港関連、高速道路のローカル5G通信の整備などを手がけ、ITソリューションでは情報端末の調達・保守や生成AI関連の投資を取り込んでいます。NTT向け工事への依存を保ちつつ、新しい需要へ事業を広げる構図です。