データセンター需要で、国内メーカーはどこまで事業を伸ばせるか?
生成AIの普及を背景に、データセンターの建設が世界で加速し、サーバー間やデータセンター間を結ぶ光ファイバー・光接続製品の需要が急速に拡大しています。国内3社はいずれもこの需要を成長領域に位置づけ、フジクラの情報通信はFY2022の2,913億円からFY2025に6,530億円へ、住友電工はFY2026に5,000億円への拡大を見込んでいます。
光ファイバーは製造に技術の蓄積が必要で、国内メーカーは長年の品質と量産の実績を強みとしています。一方で、世界市場ではCorningやPrysmianなどの海外大手も同じ需要を取り込もうとしており、増産投資の競争が続いています。需要の波に対して増産のタイミングを誤らない設備投資の判断が、収益を左右します。
中期的には、データセンター向けの特殊な光ファイバーや、伝送容量を高める製品で付加価値を確保できるかが鍵です。需要の急増が続くのか、どこかで一巡するのかを見極めながら、増産投資を進める判断が問われます。