上流① 光ファイバー・ケーブル — 国内勢が強い領域
光ファイバー・ケーブルは、通信網のデータを光で運ぶ基幹の部材です。製造には長年の品質と量産の技術が必要で、国内では住友電工・フジクラ・古河電工が世界でも有数のメーカーとして事業を手がけています。海外ではCorning(米)やPrysmian(伊)が大手で、いずれも同じ需要を取り込もうと増産投資を進めています。
近年の追い風が、生成AIを背景としたデータセンター需要です。サーバー間やデータセンター間を結ぶ光ファイバー・光接続製品の需要が急速に拡大しています。住友電工の情報通信事業は3,266億円(FY2025実績)で、FY2026には5,000億円へ拡大する見通しを示しています。フジクラや古河電工もデータセンター向けの光関連を成長領域に位置づけています。
光ファイバーは国内勢が技術と量産の実績で地位を保つ領域ですが、需要の波に対して増産の投資判断を誤らないことが収益を左右します。光ファイバー各社の比較やデータセンター需要の詳細は、光ファイバー・ケーブルのページで扱います。