NEC — 社会インフラの中の通信、Open RAN海外契約を主導
NECは、ITサービスと社会インフラの2つを軸とする総合電機メーカーです。通信機器は社会インフラ事業に含まれ、この事業はFY2025に9,353億円でした。ただし社会インフラは航空宇宙・防衛や海洋システムなども含む広い区分で、通信(ネットワークインフラ)はその内数にあたります。連結売上は35,827億円(FY2025)です。
NECの強みは、Open RANの海外展開で先行していることです。基地局の機能を分離するOpen RANで、Vodafone(英)やBT(英)、Deutsche Telekom(独)といった海外の大手キャリアとの契約を主導し、海外大手が独占してきた基地局市場への参入を進めています。日本のベンダーとしては、海外キャリアとの実績で存在感を持つ位置にあります。
なお、NECはFY2026から事業区分を見直し、通信に関わるテレコムサービス領域をITサービスへ移し、社会インフラは航空宇宙・防衛・海洋・ネットワークインフラの構成に整理しています。通信機器を社会インフラの中でどう位置づけ、Open RANの海外実績を収益にどうつなげるかが、今後の論点です。