なぜ新築マンション価格はこれだけ上がったのか?
新築分譲マンションの全国平均価格は2025年に6,556万円に達し、9年連続で上昇しています。価格上昇の主な要因は3つあります。
まず、建設コストの上昇です。鉄筋・コンクリートなどの建築資材費と人件費が高止まりしており、建設コストの増加が販売価格に転嫁されています。次に、都心立地の希少性です。交通利便性の高い都心部での供給可能な用地が限られており、好立地の物件は需要が集中します。
3つ目が商品構成の変化です。販売戸数が減少するなかで、デベロッパーは採算確保のために1室あたりの価格を上げる商品へとシフトしています。3LDKで4,000-5,000万円台の一般実需向け物件よりも、コンパクトな間取りでも設備グレードを高めた高単価物件や、タワーマンションのプレミアム住戸が増えました。こうした構造変化が、全国平均価格を押し上げています。