なぜ築40年超のマンションは急増するのか?
築40年超のマンションが急増する主な理由は、1980年代の供給ピークにあります。日本では高度成長期から1980年代にかけて、都市部を中心に大量のマンションが建設されました。この時期に建てられた物件が順次、築40年を超えることで、老朽ストックが一気に積み上がります。
2024年末時点の148万戸は、1985年以前に建てられたストックに相当します。2034年の推計値293.2万戸は1995年以前、2044年の推計値482.9万戸は2005年以前の物件が含まれるイメージです。バブル期を含む1980〜2000年代の大量供給が、今後の老朽化の速さを決めています。
老朽化が進んでも、新しい建物に建て替えるのが難しい事情がある(後述)ため、ストックとして蓄積し続けます。結果として、修繕・維持管理のニーズが増大する一方、建替えは思うように進まないという構造が固定化しています。