建築会社系列の管理大手 — 建てて管理する一体型
管理戸数の上位を占めるのは、賃貸住宅の建築から管理までを一体で手がける建築会社系列の管理会社です。首位の大東建託グループは、建設請負と一括借り上げ (サブリース) で建てたアパートを大東建託パートナーズが管理し、管理戸数は129.4万戸に達します。土地所有者に賃貸住宅の建築を提案し、完成後の管理まで請け負う一気通貫のモデルが規模の源泉です。
2位の積水ハウスグループは積水ハウス不動産が管理を担い72.1万戸、3位の大和リビングは大和ハウス工業グループの管理会社で67.6万戸です。いずれも大手住宅メーカーが建てた賃貸住宅を、グループの管理会社が受託する構造です。これらの管理会社は親会社が上場する一方、管理子会社自体は非上場で、戸数は業界紙の調査や親会社の開示で把握されます。
5位の東建コーポレーション(28.2万戸) も建築・管理・ホームメイトによる仲介を一体で展開し、旭化成不動産レジデンスやパナソニックホームズグループも住宅メーカー系の管理大手です。建築会社系列は、新築の供給力と管理戸数の規模を両輪とするため、新設着工が縮小する局面では、既存戸数の管理・運営をいかに効率化するかが課題となります。