なぜ賃貸住宅の入居率は高い水準なのか?
賃貸住宅の入居率は、委託管理物件で94.2%、サブリース物件で97%と高い水準です (日管協、2023年度)。背景には、賃貸住宅が生活に不可欠な住まいであり、景気変動の影響を受けにくい安定した需要があることがあります。単身世帯の増加や都市部への人口集中も、賃貸需要を下支えしています。
サブリースの入居率が高く出るのは、事業者が空室リスクを引き受ける仕組みのためです。事業者はオーナーから物件を一括で借り上げ、自ら入居者を募集して稼働を高めるため、事業者側の指標としての入居率は高く表れます。
ただし、入居率は全国平均で、実際には立地や築年数で大きく異なります。都市部の築浅物件は高い入居率を保ちやすい一方、人口減少地域や築古物件では空室が増えやすくなります。高い平均入居率の裏で、物件ごとの二極化が進んでいる点に注意が必要です。