イオン連合の統合は業界をどう変えるのか?
イオン傘下のツルハHD(3391)とウエルシア(旧3141)の統合で、2社合算で売上高2兆円超・約5,500店の日本最大のドラッグストア連合が生まれました。これは、調達・物流・PB・調剤・デジタルといった分野で規模の効果を最大限に引き出す狙いがあり、業務提携によるシナジーは3カ年で約500億円が想定されています。
業界への影響は2つの面があります。第1に、最大規模の連合が価格や調達で先行することで、ほかのチェーンも規模拡大や差別化への対応を迫られます。第2に、イオングループの食品・金融・ポイントなどの経営資源と組み合わせることで、ドラッグストアの枠を超えた生活サービスへの展開が見込まれます。
ただし、規模が大きいほど統合の効果を出すには時間がかかります。店舗網・システム・PBの統合や、企業文化の融合には相応の期間が必要で、想定どおりのシナジーを実現できるかは今後の実行力にかかっています。