なぜBtoB-ECは消費者向けより桁違いに大きいのか?
企業間のBtoB-EC市場(514兆4,069億円)は、消費者向けのBtoC-EC(26兆1,225億円)の約20倍の規模です。EC化率も43.1%と、消費者向けの物販EC化率(9.78%)を大きく上回ります。この差は、企業間取引の性質から生まれます。
第1に、取引の金額と頻度です。企業は部品・資材・商品を継続的に大量に仕入れるため、1件あたりの金額も取引の総額も大きくなります。第2に、継続的な取引関係です。企業は決まった取引先と繰り返し取引するため、受発注を自動化・電子化する仕組み(EDI=電子データ交換)が早くから導入されてきました。第3に、規格化です。部品や資材は型番や規格が決まっており、実物を見なくても発注できるため、ネット経由の取引と相性が良いのです。
このため、消費者の目に触れにくいものの、金額でみればBtoB-ECがEC全体の大部分を占めています。なお、この43.1%というEC化率は消費者向けの物販EC化率とは対象とする取引が異なり、直接の比較はできません。