物流の2024年問題とは何で、EC物流にどう影響するのか?
物流の2024年問題とは、2024年度からトラック運転手の時間外労働に年間960時間の上限が設けられたことで生じる、輸送力不足の懸念を指します。働き方改革の一環で運転手の労働環境を改善する一方、1人あたりの運べる量が減るため、何も対策をしなければ運べない荷物が出るおそれがあります。
EC市場の拡大で宅配便は2024年度に50億3,147万個まで増えており、配送量は増え続けています。そこに輸送力の制約が重なるため、EC事業者と物流事業者にとって配送網の確保は事業の前提条件となっています。対応として、配送の効率化(積載率の向上、共同配送)、再配達の削減、配送拠点の分散による距離の短縮などが進められています。
運転手不足は構造的な課題で、賃金の引き上げや荷待ち時間の削減、自動化(自動運転・配送ロボット)の検討も含めて、業界全体で取り組みが続いています。EC物流の効率化は、市場の拡大を支える基盤として重要性を増しています。