楽天グループ — 国内最大級のモールと楽天経済圏
楽天グループは、国内最大級の総合モール「楽天市場」を運営し、国内EC流通総額は6兆3,452億円(2025年度、前年比+3.9%)です。2024年度はポイント制度(SPU)の改定などの影響で創業以来初めて前年を下回りましたが、2025年度は再びプラス成長に戻りました。
楽天の特徴は、ECに加えて金融(カード・銀行・証券)やモバイルを束ねた「楽天経済圏」です。共通のポイントとIDで利用者を囲い込み、EC・金融・通信を横断して使ってもらう戦略をとっています。このため連結売上収益(2兆4,966億円、2025年12月期、前年比+9.5%で過去最高)にはEC以外の事業が多く含まれます。国内EC事業の調整後(Non-GAAP)営業利益は1,224億円(+12.6%)と好調な一方、連結のIFRS損益はモバイル事業への大型投資にともなう費用を反映して純損失となっており、損益はEC事業の実態ではなく事業投資の局面を映しています。