なぜカテゴリでEC化率がこれほど違うのか?
物販ECのEC化率は、書籍・映像・音楽ソフトの56.45%から食品・飲料・酒類の4.52%まで、カテゴリで10倍以上の開きがあります。この差は、商品の性質とネット購入のしやすさの違いから生まれます。
EC化率が高い書籍・生活家電・生活雑貨は、規格が決まっていて、実物を手に取らなくても品質や仕様が分かる商品群です。型番で同じものが届くため、価格や在庫を比べやすいネットと相性が良く、早くからオンライン購入が定着しました。一方、食品や化粧品・医薬品は鮮度や使用感、肌との相性など実物で確かめたい要素が多く、生鮮品では冷蔵配送のコストもかかります。
この違いは固定的なものではなく、ネットスーパーや定期宅配、メーカーによる直接販売の広がりで、低浸透カテゴリの壁も徐々に下がっています。商品特性に合わせた売り方の工夫が、各カテゴリのEC化率を左右します。